地球温暖化のタイムリミットは「あと8年」

最近目にするようになった「SDGs」や「カーボンニュートラル」という言葉。
意味は分かっても、なんとなく言葉だけが上滑りな感じがしませんか?

「二酸化炭素を減らさないと、地球温暖化になって大変だよ~」

地球温暖化になるとは、どういうことなのか?

イメージだけでいうと、
「4月に真夏日になる」「12月も暖かい」「8月に猛暑日が続く」
程度に思ってしまう方も多いのでは。

そう、あまり危機感を感じていないことが問題です。

実際には、被害が身近に起こっています。
何十年に1度といわれる大災害が毎年どこかで起こる。
今まで取れていた魚が取れなくなる、作物が実らなくなる。

じわじわと環境が変わりつつあります。

しかし、全世界が「2030年までに二酸化炭素を半分に!」
と目標を掲げているのに、多くの国民は知らない・・・

なぜ、2030年(あと8年)なのか?

これって、ものすごく深刻な事態なのです。

ロシア・シベリアには永久凍土が広がっています。
その地下に、天然ガスが大量に埋まっています。

温暖化によって永久凍土が溶けてしまうと、どわっとガスが吹き出してきます。

特にメタンガスは、二酸化炭素の28倍も温暖化を起こしやすい物質です。
このメタンガスが一度排出してしまうと、急速に温暖化が進行してしまうのです。

さらに、メタンガスは二酸化炭素と違って、集める方法が科学的にないそうです。
つまり、排出してしまったら終わりなんです。

今、世界中の二酸化炭素を半分まで減らさないと、
物理的に戻れなくなってしまう、そのタイムリミットがあと8年です。

「氷で天然ガスを閉じ込めておかなければならない」

これが、地球温暖化対策をしなければならない、一番の理由です。

永久凍土