出張サービス料をもらうのは心苦しい?

1月に行った販促セミナーの中で、こんな話をしました。

「電気屋さんは電気のプロフェッショナル。
お困りごとを解決したら、お金をもらうのは当然である」

プロとアマチュアの違いはお金をもらうかどうか。

しかし電気屋さんは、些細なことなら、
「お金はいいよ、いいよ」
というお店が少なくありません。

これからの時代、商品の売買差益だけの商売ではなりたちません。
サービスこそが、電気屋さんの強みであり、商品です。

もし、お医者さんならどうでしょう。

具合が悪くて医者に行ったら、「風邪ですね」の一言。
単なる風邪なら寝ておけば良かったなぁと思いつつ、診察料はちゃんと払いますよね。

ちゃんとプロに判断してもらったのだから当然です。

電気屋さんも同様です。

「エアコンの電源が入らないの」
伺ってみると、リモコンの電池切れ。電池交換したら、無事動くようになりました。

この場合、電池代だけもらって終わりでは、プロの仕事ではありません。
原因を突き止め、解決した分もちゃんとお客様に請求しましょう。

額は、2,000円から5,000円くらいでしょう。

名目は、基本料でも、作業費でも、出張費でも、診断料でもいいと思います。
プロの仕事の対価をきちんとメニューにしておきましょう。
(お客様宅に伺う前に「出張料3,000円です」と了承いただくのがいいでしょう)

ただし!!
ここで終わらせては、お客様の中に不満が残ります。

「電池取り替えただけで、3,000円も取られた・・・」

私がお客さんでも、きっとそう思います。

そこで、提案したいのが、
「割引券・クーポン券」の発行。

同額の割引券を用意します。

でも、3,000円の出張料で、額面3,000円の割引券はNGです。
1万円の商品購入して、3,000円値引いたら、赤字になってしまいます。

3,000円なら、500円☓6枚にしましょう。

1万円ごとに、1枚使える、感じです。
500円だと、5%の割引になります。

販促費としては妥当でしょう。

3,000円払ったけど、3,000円分もらったら、お客様に不満は残りません。

 

この「割引券」の目的は3つあります。

1.出張料を払っても不満が残らない

2.手元に割引券があることで、店のことを忘れない

3.人は損を嫌うので、また店に行こうとする(リピートにつながる)

このセミナーを聞いて、早速導入してくれたのが
千葉県のマルユウデンキさん!

マルユウデンキさんのHPはこちら

マルユウデンキさんのチケットの素晴らしいところは「有効期限はありません」です。
お客様を焦らせる必要はありません。あくまでも目的は上記の3つです。
買わせることが目的ではないので。

セミナーは聞いて満足だけではなく、実行することが大切です!

ぜひ、真似していただけたら幸いです\(^o^)/