でんきやさんの役割「出かける場所になる」
地域電器店さんがコロナ禍でできること。
多くの地域電器店さんは、これまで個展や合展といったイベントを開催し、
地域のお客様とのコミュニケーションを大切にしてきました。
昨年、コロナ禍により、イベント中止が相次ぎました。
(メーカーさんからも中止要請が出たりして、状況が一変したことでしょう)。
今年になって、イベントを開催するかどうか、と悩んでいるでんきやさんも多いと聞きます。
イベントを開催するのもお客様のため。
イベントを見送るのもお客様のため。
お店の考え方や、もちろん地域差もありますね。
こんなお話を聞きました。
最近の高齢者問題
「言葉が出なくなってきている」。
人と話すことが少なくなり、言葉を忘れてしまう、そんなことが起こっているようです。
高齢者には3タイプあります。
1.車も乗れて、飛び回ることができるアクティブ・シニア
2.介護が必要だけど、デイサービスなどの施設に行けば話ができる
この2つの方は、何かしらコミュニケーションがとれています。
問題は3つ目。
3.介護は不要だけど、車を返納してしまい、なかなか外に出られない
歩くことはできるが、出かける場所がない
ずっと一人で家にいることが多くなると、どうしても言葉を発する機会が少なくなります。
ある地域電器店さんは、お客様にこう言われたそうです。
「人と会える場を作って欲しい」
以前のような人を集めてのイベント開催は難しいかもしれませんが、
地域電器店なら、「出かける場所」になるのではないかと感じました。
とはいえ、「何もない」と、お客様もでんきやさんに行きにくいのは事実です。
地域電器店は、お客様に「出かける理由」を作っていきましょう。
・血圧を測ってあげる
・聞こえのチェックをしてあげる
・スマホのアプリを紹介してあげる
・LINEの使い方を教えてあげる
・画像アプリで編集を教えてあげる
・NetflixやYou Tubeを見せてあげる
・ラジオ体操のような「スタンプ」を作って、来店したら押す
・新商品のモニターになってもらう
・地域の情報を教えてもらう
・よく見るテレビ番組の話を教えてもらう
・カンタンなクイズ・ゲームを行う
※こんなYou Tube動画を教えていただきました。
【高齢者向け連想クイズ】
https://www.youtube.com/watch?v=T3qXj7yQKcI
ぜひ、スタッフのみなさんと話し合って、「うちの店はこれをやろう!」
と、どんどん実行してみてください!