電力不足で卸電力価格が高騰!こんな方はご注意を!!
電気にも、野菜や肉魚のように、市場があって、日々売り買いされています。
その卸価格が急騰しています!!!
日本卸電力取引所(JEPX)のスポット価格は、2020年の12月中旬までの平均価格は5円台。
そこから徐々に上昇し、現在は日平均150円/kWh(1月12日)まで高騰!
5円が150円です!
凄まじい値上がりです。
大手電力会社は自前の発電所を持っているので、卸価格に振り回されることはありませんが、
発電所を持たない新電力会社は、かなりヤバいことになります。
どうヤバいのかというと、
今まで:仕入れ価格が5円で、販売価格が28円(一般家庭の購入価格)
利益は23円となり、そこから経費やら人件費やらを賄っているわけです。
ところが、
現在:仕入れ価格が150円で、販売価格が28円。
もう、大赤字です!
キャベツを150円で仕入れて、お客さんに28円で売りませんよね!?
(昨年、暖冬により燃料となる液化天然ガス(LNG)が余ったことから、LNGの調達計画を絞っていたそうで、それが供給ひっ迫に拍車をかけているようです)
と言われていますが、緊急事態宣言で在宅率も上がって、一般家庭の電力消費量が急増していることも要因の1つです。
<こんな方はご注意!>
電力自由化によって、新電力会社に切り替えた方は、まず以下を確認。
新電力会社に切り替えた方の中で、「市場連動型プラン」だった場合、
最悪、電気代が4倍以上になる可能性があります!
「市場連動型プラン」および市場価格高騰に影響を受ける可能性の高い主な電力会社は以下の通りです。
(参考:エネチェンジHP)
「市場連動型プラン」を用意している電力会社
自然電力、エルピオ(市場連動プランのみ)、ダイレクトパワー、テラエナジー、ハチドリ電力など
市場価格高騰に影響を受ける可能性の高い電力会社
エフエネ、ジニーエナジー、みんな電力、めぐるでんき、アスエネ、ハルエネでんき、おトクでんきなど
各電力会社が、市場価格高騰への対応を発表しているので、該当するかどうか、チェックしてみてください。
こういった情報をお客様に提供することで、
「電気のこと詳しいのね~、さすが電気屋さん!」
と言われたらOKです。
次に何かの提案をされる際に、まず話を聞いてくれるでしょう。
(とくに、太陽光発電の提案につなげていきましょう)