町の電気屋さんと電工店さんが一緒になる!?

11月13日にパナソニックから、こんなプレスリリースが配信されました。

「持株会社制への移行について」

2022年4月(予定)に持株会社制に移行するというもの。
「世界中の人々のくらしの向上と社会の発展に貢献する」という経営理念はそのまま、
経営体質強化策を推進し、低収益体質からの脱却を目指すそうです。

ようするに分社化して、各事業会社がより責任と権限をもって、自主責任経営をしていくというわけです。

個人的には、意思疎通、決定事項がスピーディーになり、業界(町の電気屋さん)にとっても良いことなんじゃないかなぁとぼんやり思っていました。

ところが、はたっと気付きました。

その移行方法について、こんな内容が。

・中国・北東アジア事業
・ホームアプライアンス事業
・空調・空質事業
・食品流通事業
・電気設備事業

この5事業は、1社に集約する。
(この分社化された会社が「パナソニック株式会社」の商号を使うそうです)

注目は、ここ。

・ホームアプライアンス事業
・電気設備事業

・・・アプライアンス社とライフソリューション社が一緒になるのか!!!

平たくいうと、町の電気屋さんが所属しているチームと、電気工事店さんが所属しているチームが一緒になるってことです。

どのくらい衝撃かというと、AKB48と乃木坂46が一緒になるくらい衝撃です(ちょっと違う!?(笑))

昔も同じことがありました。
2012年に松下電器産業と松下電工が合併。

とはいえ、事業部がそれぞれ違っていたので、仕入先も別々でした。
それが、本当に1つになるわけです。

これは、町の電気屋さんにとっても大きな変革だと思うのです。

今まで、どちらかというと、家電の販売は電気屋さん、工事は電工店さん、というように分かれていたわけです。店舗を構えているかどうか、ということもありました。

近年、電気屋さんの中でも、リフォームを手掛けている店が多くなっています。
エアコン設置しにいって、オール電化も提案するということも、当たり前のようになっていました。

反対に、家電を売っている電工店さんは、ほとんどいません。

しかし、今後は、電工店さんも家電を取り扱っていくようになるのです。
イメージとしては、太陽光発電を施工しに行ったついでに、冷蔵庫も売っちゃう。
私だったら、「太陽光で電気代が下がった分で、省エネな冷蔵庫に買い替えちゃいませんか?」
こんな一言で、セールスします。

 

2つの業界の境目がまったくなくなる

どちらも地域密着店として商売を続けるならば、地元のお客様から支持されなければ、淘汰されてしまいます。

とはいえ、ライバルとして切磋琢磨していく以外に、両者で協力体制を作るということも1つの方法です。

例えば、工事の苦手な電気屋さんは、営業をしっかり行い、工事を電工店に任せる。
今まで販促をやったことのない電工店さんは、営業を電気屋さんに頼んで、施工を受ける、といった体制です。

いずれにしても、町の電気屋さんが、施工技術を持った電工店さんと渡り合っていくためには、
1.自社で施工技術を磨いていく
2.販促を強化する

この2つのどちらかは、やっていかなければならないと思います。

反対に、技術力を持った電工店さんは、
1.どんどん販促を強化
周りに電気屋さんがいない地域なら、今のうちに自社のファンを作っていきましょう。
2.顧客名簿をしっかり作る

今後、パナソニックは販売店に対して、今までのようなサポートはしなくなるでしょう。
なぜなら、経営体質を強化するにあたり、どの販売店にも均一にサポートすることは難しいからです。
「メーカーが何もしてくれない」という言い訳は通用しなくなります。

この現行カンパニー制の廃止と事業再編の実施は、
2021年10月を予定しています。

そう、1年ありません。

電気屋さん、電工店さんとも、2021年は、しっかり地元で存在感を示すことが大切です。
この1年間で、情報発信する場、ツール(チラシやニュースレター)を確立していきましょう。

(あっ、パナソニックショップさん以外の販売店さんも同じですよ~!!!)

 

Panasonicプレスリリース
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2020/11/jn201113-2/jn201113-2.html