「でんき屋さんで補聴器を買うメリット」を伝えよう
でんき屋さんで「補聴器」を取り扱っている店も多いですよね。
「補聴器」も買って終わりという製品ではなく、買ったあと、メンテナンスが必要になります。
よく聞くのが「聞こえなくなったので、補聴器をしなくなった」という話。
よくよく補聴器を点検してみると、耳あかが溜まっているだけ、ということが多いです。
そんなアフター点検をしてくれるでんき屋さんなら安心です。
しかし、「補聴器」の購入場所といえば、メガネやさん、最近では「補聴器専門店」などもあります。
もちろん、これらの店もアフターフォローやメンテナンスも行っています。
でんき屋さんと変わらないサービスなら、なんとなく専門店で購入した方がいいように感じますよね。
でも、1つだけ大きく違うこと、その1つが最大のメリットだと思います。
それは、「お客様宅に訪問すること」。
「補聴器」に興味があっても、「補聴器」が必要とされる年配の方は、お店に行くことが困難なことが多いです。
(車を返納してしまって、交通手段がないなど)
町のでんき屋さんの得意分野である「訪問」は、他店との大きな違いで、最大のメリットだと思います。
ぜひ、この点をお客様にお伝えください!
さて。
あるでんき屋さんの補聴器にまつわるイイ話。
年配の女性の方から電話。
「聞こえが悪くなってきたので、補聴器がほしい。
でも、車を返納してしまったので、伺うことができない」
そのでんき屋さんは、
「こちらから伺いますよ」と返答。
後日、訪問することに。
すると、訪問前日に、その女性からお電話。
「やっぱりやめるわ」とキャンセルに。
残念に思うとともに、聞こえの不自由さが、認知症を引き起こすきっかけになるので、心配にもなったそうです。
さらに、その数日後。またお電話がありました。
お電話の相手は、その女性の息子さん。
「母に補聴器をお願いしたい」
息子さんによると、お母様は補聴器がほしいと思っていたけど、想定より高額だったため、自分には贅沢だと思い、諦めたそうです。
息子さんはそんなお母様の話を聞いて、「不便な思いをしている母のために、補聴器を買ってあげよう」と決心されたそうです。
お伺いして、息子さんにも同席してもらい、補聴器を試していただきました。
「1週間のお試し期間」がありましたが、3日後には「購入します」との連絡。
お伺いすると、お母様は満面の笑顔。
本当に嬉しそうでした。
話を聞くと、普段ダンナさんと2人暮らしで、ダンナさんの声が聞き取りにくくなっていたそうです。
何度も聞き返すと、ダンナさんも大声になり、まるで怒鳴られているように感じていたとのこと。
そうなると、会話も減っていきます。
コミュニケーションが出来なくなることで、認知症になるリスクが高まります。
これを「ヒアリングフレイル(耳の虚弱・聞き取る能力の衰え)」というそうです。
https://u-s-d.co.jp/hearingfrail/
「聞こえ」は生活に大きな影響を与えます。
「補聴器」は暮らしを支えるサポーターです。